自己点検自己評価

令和5年度実施内容

本園の教育目標と本年度重点的に取り組む目標・計画

 子どもが賢くなるためにはまず健康でなければならない。(この大前提は職員も同じで)健康な身体にこそ根気力・集中力が宿り好奇心が生まれるのである。どんな時代になろうとも、人間の発達過程の基本はそんなに変わるものではなく、まして生物進化の時間的スケールから見ると100年や1000年は不変とみてもよい。 
 本年度も本園がこだわり続けてきた伝統の子育てをまず全教職員間で再度確認する。
そして本園の教育を理解し入園して下さった保護者の皆様の期待に答えるべく、
常に愛と情熱をもって子どもたちと向き合い、任された仕事は、早め早めの計画により実行し、日々余裕をもって保育や、各自が任された分掌をこなしていく。
                                                                
 ①自己の健康管理に気を配る。朝の園庭の掃除にはじまり1日をとおして子どもたちと一緒に体を動かし、気持ちの良い汗をかけることのありがたさに気付く。
 様々な職業がある中、幼稚園教諭という職業は他と比較しても職務をとおして自己の健康を同時に維持することができる職業であることに気付く。
そして健康な体で普段からどの子にも、どの親にも、元気に明るく、誠実に温かく、平等に愛をもって、心にはゆとりを持って、接することができるよう、保育ができるよう努める。

本園での『努める』とは計画性を持って行動するということである。
その1、そのためにはまず自身の健康な生活習慣を身につける。
幼稚園教諭という仕事は、自身の基礎体力の変動は、子どもたちの日々の成長や保育環境にとても大きな影響を及ぼすということを自覚しておく必要がる。
その2、メモと計画帳(iPhoneのカレンダーでもOK)を肌身離さずもち、なんでもすぐにメモを取る習慣を身につける。
メモ帳は後で見てもわかるように日付、誰との会話なのか等要点を書き留めておく。
その3、与えられた仕事は後日するのではなく先にかたずけてから後でゆっくり過ごすという習慣を身に着ける。
コロナであろうと何であろうとどんな問題がいつ急に起きても大丈夫なように、今できる仕事は後回しにするのではなく、できる仕事は先に処理していくという習慣を身に着ける。

 ②園内はいつも清潔に保つ。子どもたちが毎日健やかに、安全に生活できる環境を提供する。各自任された掃除や、保育に直接関係しないような分掌においても、責任を持って誠実にこなす。そうすることが、子どもたちを取り巻く施設や環境を大切にし、結果として子どもたちを大切にすることに繋がることに気付く。

 ③子どもたちはもちろん、保護者とも普段からコミュ二ケーションを積極的に図り信頼関係を深める。コミュニケーションは、楽しい話も大切であるが、同じ保護者と長々と話すのではなく、いかに多くの保護者に子どもの成長の節目となるような情報やその日の様子できごと等を端的に(手短に要点を押さえて)お伝えすることが大切である。
子どもたちにとって園は第二の家庭であり、園では職員は子どもたちの母親であり、父親であることを自覚する。もし我が子がこの園にいればこうしてあげたいの気持ちを創造し、それをもう一度教育的観点から見つめ直し、親が持つ子への愛を教師の立場から実現していく。

本年度もパート職員も正規職員も全職員が一丸となって、たとえ職員数が増え、職位は上になったとしても決して傲慢にならず、常に謙遜と周りから学ぶ姿勢を忘れず、
前述の項目をよく理解し
『穣(みのる)ほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな』の精神を忘れず、健康に留意し、子どもたちが園に来てくれることで、保育と言う仕事に日々従事できることに感謝する。

冒頭にも述べたが、常に愛と情熱をもって子どもたちと向き合い、任された仕事は、
早め早めの計画により実行し、日々余裕をもって保育や、各自任された分掌をこなしていくことをここに決意する。

 


2、自己点検自己評価


内 容 意見・理由(どうしてそう思ったのか)・改善策等具体的に
・保育目標
(めざす子ども像)
・保育方針
①職員全員があたたかく子ども達に寄り添い、子ども達の嬉しさやくやしさ、楽しさ、おもしろさ、怒りに共感しています。それが、気力につながり、好奇心が湧いたり、自立心につながったりしていると考えます。例えば子ども達はいろんな事を発見します。「先生きて~」と呼んでくれた時には、一緒にその場に向かいます。子どもの発見したことを共に驚き、そしてそれを発見したことにも「すごいね」と褒めます。それを周りの子ども達もみています。次は、「ぼくも!」となるのです。些細なことですが、子ども達と先生の関わりは、共感してもらい、認められ、「先生好き」「次もがんばろう」となるからです。
②保育目標をしっかりと念頭に入れて全員が保育目標を達成できるように、まずは褒めることを大切にしています。そしてなおかつ、ただ褒めるだけではなく、どのように褒めるかが子どもの心に響くためには大切になってくると感じています。具体的に子どもたちの頑張り・興味関心・感じたことをしっかりと観察して伝えることが子どもの成長に大きく関わってくると考えます。また、子どもたちの遊びを観察し、どのように教師が関わることでその遊びが発展し、子どもたちが学ぶかを考えながら関わることが大切だと考えます。
・保育の成果を高めるために
・子どもの現状を知るために
①楽しく、わかりやすく、自らやりたくなってしまうような保育を心掛けています。そのためには、保育の計画、準備はもちろんですが、年齢に応じた保育のねらい(今日子ども達に達成させたいことはなにか)を明確にする事で、無理な要求をせず、子ども達が「もっとやりたっかったな」と思う程度で切り上げることで、次も意欲的にできるようにしています。子ども達が、保育を楽しんで、毎日笑顔で、今日も幼稚園に行きたいと思ってくれることで、保護者の皆様も笑顔になって下さると思います。日々、熱意をもって子ども達と向き合っている姿は、保護者の皆様には例え見えてはいなくても、伝わっていると思います。子ども達一人ひとりが笑顔となるよう、そしてあたたかい心を育てていけるよう些細な姿にも目を向け、ほめていくようにしています。
②保育の成果を高めるためには、まず教師が健康であることが大切です。そして、子どもたちの見本となるようすべての所作を気を付けるようにしています。挨拶一つにしても全員に伝えられるように大きな声で挨拶をしたり、その挨拶中にも子どもたちをしっかりと視診し子どもの様子を観るようにしています。また、保護者の方と日々話をしていく中で信頼関係を築いていくようにしています。子どもたちとも褒めることや日々の楽しいことをたくさんしていく中で信頼関係を築くことを第一に考えて行動しています。その信頼関係ができて初めて、本質的なことを保護者の方に伝えられるようになるので、大切にしています。また、子ども一人ひとり全園児によって関わり方が変わるのでその子に応じた関わり方をするようにしています。
自己採点 ①いろんな事を経験させてくれる園は他にもあると思いますが、例え苦手な事があったとしても、子ども達を信じ、励まし、一緒に寄り添って、最後までやりきらせてくれる園は少ないと思います。「難しかったらやらなくてもいいよ」ではなく、難しくても楽しく練習できるような保育や言葉掛けで、最後には「私もできた!僕もできた!」となるような経験を幼児期にたくさんしてくれるからです。その成功体験は、「僕はできる!」という自信とあきらめない心とできない時の悔しさはもちろんですが、その悔しさや喜びを友達が経験していても気持ちがわかるようになっていきます。そして、友達を思いやる心を知り、その優しさを認めてくれる先生がいっぱいいるからです。
②大切な幼児期に褒めて育つ子どもたちは他児を思いやる優しい気持ちをはぐくむことができているので、とても素晴らしいと思います。また、生活点検や律動を経て幼児期に体の基礎作りをしっかりと行うことで、今後の成長に大きく良い影響を与えてあげることができるため良いと考えます。

3、自己点検自己評価を終えて

★本園が考える理想の保育や理想の職場環境を実現するためには周りの人(保護者・同僚・先輩・後輩)の理解や協力なしには実現しません。周りの人の理解や協力を得るために、あなた自身が信頼のおける存在であったり、興味や好感の持てる存在であるために普段から心掛けていることや努力していることを共有ください。これからしていこうとすることでも構いません共有ください。

 A:職員一人ひとりの苦手な事、得意な事、性格などを理解し、苦手な事なら減らしたり、サポートしたり、得意な事は自信を深めてもらうチャンスですので、あえてお願いしたり等仕事の分配を考えています。また、保育とは見通しをもって、計画的にねらいをもって実行していくことが、いかに大切かを自らも保育に入ることで伝えていけるようにしています。また、自分の思っている事を相手に伝えても、自分の思っているように相手が捉えていないことは多々ある事を理解し、いかに相手に自分の思っている内容をわかりやすく伝えるかも課題で、例えば伝えた内容を相手に言ってもらったり、イラストで伝えたり等の工夫が必要であると感じますので、今後気を付けていきます。また、担任の仕事の分散化を推進し、担任の負担を減らすことも昨年度から引き続き私の課題と考えます。昨年度、保護者からの信頼を落としてしまった「ほめる」「あいさつ」については、職員への指導を徹底し、信頼回復できるよう、職員会議や個人的アドバイスや褒めを多くすることで改善していきたいと思っています。職員が増え、自身も含めそれぞれが抱える悩みや環境は多様化していますが、お互い助け合い、みんなが気持ちよく働けるように、周りの声に耳を傾けていきたいと思います。

 B:気持ちの良い職場はまず環境から整えることが大切だと思います。なので、細かいゴミや整理整頓がされていないところがあれば、自分の担当などという小さい枠に捕らわれることなく、子どもたちが気持ちよく登園するために環境整備することを念頭において観察するようにしています。また、子ども第一の保育を大切にしたいため、子どもたちが遊びに発展しやすい環境や物を提供するようにしています。その中で子どもたちが自ら気づいて成長することが多々あります。そして、後輩には表情で何を考えているのかある程度読むことができるので、悩んでいることや詰まっていることを引き出して聞いて解決できるように話し合うようにしています。

 C:私が心掛けていることは、教えてもらったことは自分なりにノートに記入し自分の精いっぱいの力を発揮、努力することを心掛けていること。けれど、自分自身に負けてしまうときもあるので、今年は去年よりも負けないように頑張りたいです。また、私はすぐに覚えるということが苦手なため、簡単な仕事でも自分の体が覚えるまで丁寧にすることを心がけています。そして、常に笑顔で誰とでも接することを心掛けています。特に笑顔で接することは、自分自身の気持ちの上昇にも繋がりますし、子どもだけでなく先輩にもいい雰囲気を与えられると思います。大きな仕事や、完璧に保育をこなすことはまだまだ未熟で勉強中でもあるので、毎日他の先生を見ながら少しずついいところを盗んでやっています。また、常にどんなときもまわりに先生たちが関わってくれているので感謝の言葉を伝えるようにしています。後輩への配慮は、指示できる立場ではないけれど、暗い顔してないかどうかを常に確認しています。同僚や後輩の何気ない一言でも察せるように、人の話を聞くときは傾聴をしています

 D:私が日ごろから大切に心がけている事は常に元気で笑顔を絶やさないことです。朝一番に子ども・保護者が登園、他職員が出勤されたときにむすっとした表情でしたらいい気持ちになれず話しかけにくくなるからです。それよりも、いい笑顔でワントーン上がった声を聞く方が話かけやすく、話している相手からもどんどん話せる空間を作り出せるからです。保護者・子どもとの信頼関係につながり、他職員とのチーム保育にも直結すると考えられます。又、職場の空気が良くなることで園全体の指揮も上がり、活気溢れる園になると思います。 

 E:報告・連絡を忘れない。言い訳はせず誠実さを大切にする。些細なことであっても感謝の言葉を忘れないこと、気持ちを言葉だけでなく表情や行動で示すことを心がける。